ヤマちゃんが思ったこと、トレッキング、源流探訪、不可思議現象、反日マスコミがスルーしたニュースなど様々なことについて書き留めます。

ヤマちゃん日記

2008年06月06日

燃料費高騰で漁師ら暴徒化、EU本部に投石・官庁街騒然 ; サブプライム問題の隠された狙いとは ? 

◆ ニュース

1.燃料費高騰で漁師ら暴徒化、EU本部に投石・官庁街騒然
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080605-00000010-yom-int
6月5日10時47分配信 読売新聞

 【ブリュッセル=尾関航也】漁船の燃料価格の高騰に怒ったフランスやイタリアなど欧州各地から集結した漁師ら数百人が4日、欧州連合(EU)の本拠地ブリュッセルで抗議集会を開き、参加者の一部がEUの欧州委員会本部に向けて投石するなど暴徒化した。

 EU諸機関が集中する市内東部の官庁街は、漁師らが点火した発煙筒の煙と、警官隊による放水の水しぶき、怒号、破裂音で騒然となった。

 燃料費高騰への抗議行動は、運送業など他業種にも拡大しており、欧州諸国は騒乱の拡大防止へ対応を迫られそうだ。

 ロイター通信によると、パリや南仏トゥールーズでは同日、漁師らに同調したトラックやタクシーの運転手が幹線道路をふさぎ、交通をマヒさせた。


2.<食糧サミット>宣言採択し閉幕…「高騰に協調行動」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000036-mai-pol
6月6日12時0分配信 毎日新聞

 【ローマ藤好陽太郎】ローマで開かれていた食糧サミットは5日夜、食糧高騰に対し、「緊急かつ協調した行動を取る」との国際社会の決意を表明する宣言を採択し、閉幕した。

 宣言は「現在8億万人超が栄養不足の状態にあることを許容できない」と指摘。そのうえで、「食糧安全保障を恒久的な国家の政策として位置づけることを誓う」と強調した。

 宣言に盛り込まれた途上国への食糧援助については7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で具体策が検討される。

 また宣言採択直前に、米国の経済封鎖を受けているキューバが封鎖批判を宣言に明記すべきだと主張を展開し、米国と対立。ベネズエラも同調し、宣言の採択が危ぶまれる場面もあったが、キューバなどの主張を付属文書にすることで決着した。

【関連記事】

食糧危機:きしむ世界/2 農地がダイヤになる
http://mainichi.jp/select/world/news/20080603ddm002030045000c.html
毎日新聞 2008年6月3日 東京朝刊

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≪ ヤマちゃんおやじの補足 & 雑感  ≫


≪1≫ 燃料費高騰で漁師ら暴徒化、EU本部に投石・官庁街騒然

・ 燃料高騰に怒る漁民の方々の気持ちはわかる。

・ 燃料高騰で生活が苦しくなり、食っていけなくなるからだ

・ その裏で暴利を貪る存在があるので、余計に怒りが燃え上がるのだろう

・ 漁民からすれば政府は無為無策に映るだろう。しかし今の所政府も有効な対策を見出せないのが実情であろう。

・ 原油価格は、実需からすれば精々40ドル/バレル程度と言われる。現在の価格を120ドル/バレルとすれば、80ドル/バレルが投機による値上げとなる。

・ サブプライム問題を契機に商品投機市場に利鞘を求めて世界中を移動する膨大な余剰資金が流入したのが原油価格高騰の直接の原因と言われている。

・ 原油高騰によって儲ける側には、産油国、オイルメジャー、投機筋があり、原油高騰に苦しめられる側には、石油製品を使用する企業、集団、個人がある。

・ 原油高騰によって儲ける側は、全てお金持ちであり、お金持ちが益々儲ける図式が厳然として存在しているのである。

換言すれば一握りの金持ちが栄え、大多数の非金持ち人種が苦しむ図式となっている。

・ どのように美化しても現在の資本主義では、少数の金持ちだけが栄え、大多数の金持ちではない一般人が苦しむようにできている。

特に世界貿易に必要な実需資金の数百倍〜千倍の余剰資金の存在が諸物価高騰の元凶といえる。

・ 各国政府、G7などの国際協調機関も今の所打つ手が無いが、その気になれば余剰資金の商品市場流入は防げるはずである。できないとすれば、今の少数の金持ちだけが栄える資本主義形態を容認することになる。


問題は、少数の金持ち達が、自分たちのお金を最大限増やすスタイルを放棄するか否かではないだろうか。

または、世界中の消費者が結束して一時的にせよ一斉に石油製品の使用をやめることはいかがであろう。

例えば出来れば世界中で一斉に一週間程度連続して車に乗らないようにする、などである。



≪2≫ <食糧サミット>宣言採択し閉幕…「高騰に協調行動」

・ 福田首相らが、食料輸出国による輸出禁止を止めるように提案したが、結局自国向けの食料確保という大義名分の前に合意には至らなかった、といわれている。

・ 毎年世界中で8000万人の人口が増えるという。食料はガソリンとは異なり消費を止める訳にはいかない。

・ ブッシュ大統領は、インドには中産階級が3億人いると発表してインドを悪者に仕立てたかったようだが、インドから事実無根とする猛反撃にあって、食料メジャーを擁護する狙いは空振りに終わったようである。

・ この食料高騰の裏にも、余剰資金の株式市場から商品市場へのシフトがあるといわれている。食料の場合には、オーストラリアの旱魃による小麦減産などの要因も挙げられている。

バイオ燃料の急激な増加の裏には、米国政府の巨大な資金援助とエネルギー戦略があるので、問題は複雑である。

・ 毎日新聞の食糧危機特集によれば、ロシア、ルーマニア辺りでは、土地の買占め、エレベーターの買占め(食料・穀物メジャーカーギル社)による寡占化が進んでいると指摘されている。

・ 食料・穀物メジャーカーギル社を筆頭に穀物産業の寡占化は、現在でも相当広範囲にわたっているが、更に寡占化が進むのは明白である。

食料・穀物メジャーは、米国政府との人的交流を強みにして世界の穀物市場を独占する勢いが感ぜられる。


・ 燃料の高騰→小規模農家の耕地売却→耕地の買占め・寡占化

→食料・穀物メジャーの寡占化の加速・増大

→世界の穀物市場の独占支配という構図が浮かんでくる。


・ <原油価格高騰>と<食料・穀物メジャーの寡占化の加速・増大→世界の穀物市場の独占>とは、見事に連携しているではないか

・ 再度 " 燃料費高騰で漁師ら暴徒化、EU本部に投石・官庁街騒然 " に話を戻すと、

燃料高騰→零細漁民が漁業権を売却する

→漁業の寡占化が進む→世界的な漁業の独占

という図式も想像することができる


・ 漁業と農業を制覇すれば、同様な手口で畜産業界を寡占化することは容易に実現できることになる


☆ 過去40年スパンで関係する主要因の因果関係を纏めてみると

@ 巨大余剰資金の誕生と増大、全世界迅速資金移動体制の確立、金融派生商品の創出

オイルショック → 石油代金とドルリンク制/原油価格暴騰容認を米国とOPECとが密約(キッシンジャーが密使として工作した)

→ ブレトンウッズ体制崩壊/変動相場制への移行 → 原油価格暴騰

→ オイルマネー(オイルダラー)の急増 → コンピュータ金融ネットワークの発展

→ 利鞘を追ってオイルマネーが世界中に瞬時に出没するも、どの国もその動きを制御不能となる程の怪物を創出した 

→ 金融工学と計算機工学の発展により金融商品、金融派生商品が創出され商品化される

→ サブプライム向け金融派生商品が世界中に拡散・蔓延

→ サブプライム問題を引き起し巨大余剰資金を商品取引市場に流入させる体制が整った

  
A 農業・穀物生産資源の世界的独占体制構築

サブプライム問題 → 原油市場への余剰資金の流入 → 原油価格の暴騰

→ 小規模農家の耕地売却 → 穀物メジャーによる耕地の買占め

→ 農業・穀物生産資源の世界的独占


B巨大資本による漁業の世界的独占

サブプライム問題→原油市場への余剰資金の流入→原油価格の暴騰 

→小規模漁業の漁業権売却→漁業権買占め→巨大資本による漁業の世界的独占


☆ 上記仮説を成立させ主な要因は、一朝一夕に偶発的に発生し成長し実現する確率は極めて少ない。

とすれば、主な要因は、明確な目的意識の下で周到に長期間にわたり準備されたといえるだろう。

☆ 食料を世界的に独占するための最重要な手段として、サブプライム問題が創作され、実行に移されたのかもしれない、 と言う仮説に至った。

☆ これを実現するには、冷戦が存在してはならない。中国、ロシア、東欧諸国の社会主義国家が資本主義に移行しなければならない(東西冷戦終結で実現済み)。

☆ 中国やインド、ロシアなどが経済的に成長して、エネルギーと食料を多量に消費する(少なくとも見込まれる)状況にならなければならない(実現済み)。

ポールソン米財務長官が07年辺りに10回以上も北京に飛び、
当時中国の国営銀行、エネルギー公社が抱えていた巨額な不良資産を国庫に押し付けて大幅減額し株式上場するテクニックを教えて、中国の四大民間銀行と世界最大級の民間エネルギー企業集団に仕立て上げ、その企業価値を大きく高めさせたのも、その必然性が窺える。

中国が経済成長しなくてはシナリオから外れ困るので指導したのでは、とすれば納得できる。

さすがヘッジファンドの雄ゴールドマン・サックスで金融実務経験を積み業績を上げて累進し会長兼CEOを12年間勤め上げ、政府関係などの職務経験をも有し表も裏も百戦錬磨の実力財務長官ポールソンのリーダーシップは、財務省の役人の言うがままの日本の財務大臣とは、格が数段も違う。

日本の大臣の多くは、選挙の試練を潜り抜けただけの政界遊泳術に長けた政治家であり、強い国益志向と担当分野での最高クラスの実力・見識を備えたアメリカのリーダー(長官)とは雲泥の差が感じられる。


日本の政治家のレベルアップは、しかるべきリーダー(エリート)の養成から着手する必要があると感じる。しかるべきリーダーは自然発生はしない。しからば養成すべきでろう。


☆ アジア/アフリカ諸国は耕地を廉く買い叩き独占するためには、貧困でなければならない(見ての通り)。

☆ 米国国益上エネルギー自給率対策のためには、イラクの石油はどうしても確保しておく必要があった(イラク戦争)。・・・ブッシュ大統領はおそらく国益上断行した可能性がある。

☆ バイオ燃料は多額の奨励金を付けて増産すれば、食料/穀物不足を促進するのに一層有効となる(米国で実施中)。

☆ 全てがオーケストラの如く緻密に指揮されている観がある。


☆ インド生まれの米経済学者であるラビ・バトラ教授が言われる

 「極少数の金持ちだけが繁栄する資本主義」とは

「上記のような独占資本の下に食料、エネルギー、資本、コンピュータで世界中が支配されて呻吟する様」

を言及されているのであろうか?。


☆   田舎おじんが思いついたこの仮説が単なる仮説に終わることを祈る   ☆
 
posted by ヤマおやじ at 18:23| Comment(1) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。読ませていただいております。ご指摘の通り、行き過ぎた投機が貧困を生んでいるところに問題がありますね。
>インド生まれの米経済学者であるラビ・バトラ教授が言われる「極少数の金持ちだけが繁栄する資本主義」とは
「上記のような独占資本の下に食料、エネルギー、資本、コンピュータで世界中が支配されて呻吟する様」

を言及されているのであろうか?
・・・このようなシステムは早晩限界を迎えるんじゃないか?と思ってしまいます。
Posted by drarbeit at 2008年06月06日 21:47
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原油価格の高騰
Excerpt: 6月になり、またガソリンの店頭価格が上昇した。5月には暫定税率復活で大幅値上げがあったばかりであり、クルマ通勤の私にはとても痛い。そ...
Weblog: アルバイト医師の日記
Tracked: 2008-06-06 21:43

欧州の漁師のみなさんに学ばねばいけないのかもしれません
Excerpt: ベルギーのブリュッセルでは、漁船の燃料価格の高騰に怒ったフランスやイタリアなど欧
Weblog: スタヤーチ 激穏・硬軟・甘辛ブログ
Tracked: 2008-06-07 23:33