ヤマちゃんが思ったこと、トレッキング、源流探訪、不可思議現象、反日マスコミがスルーしたニュースなど様々なことについて書き留めます。

ヤマちゃん日記

2007年11月12日

トヨタの次世代型ハイブリッド車燃費はプリウスの約2倍に、次次世代省エネ車は?

T.最近は、原油高騰に関連して、省エネ車、エネルギー自給率、脱石油などの報道が多い。

ヤマちゃん日記でも
11月4日原油価格WTI95ドル突破自営策は?
11月9日IEA世界エネルギー見通市07年版に思う
で省エネ車,エネルギー自給率にふれた。

11月7日では、中国共産党地方書記の仕事振り
を、日本の政治家・政府の働きぶりと比較する意味で紹介した

U.本日は
(1)〜(4):11月7日のヤマちゃん日記の「中国共産党地方書記の仕事振り」の補足、

(5)〜(6):11月9日「IEA世界エネルギー見通し07年版に思う」の補足として次期省エネ車/次次期省エネ車関連
を書き留めます

(1) 中国の輸出企業に対する税率アップ = 約束は永遠ではない 

@ 中南米では、中国の安い衣料品の輸入増加により国内の衣料産業が倒産や廃業になり、それによる失業者が急増し中国への反感・非難が高まっているらしい。同様な中国への反感・非難が中南米以外からも起っている
A 中国政府はこれらの中国への反感・非難をかわすために中国内の輸出企業に対する税金アップを決定し、通告した
B 人件費、税金の廉さが狙いで中国に進出したが、税金がアップされたので、進出企業にとっては約束反古となる
C ヤマちゃん日記で以前にも触れたが、「中国が当初の約束事をいかにあっさりと一方的に変更する例」として再度触れてみる

(2) 中国が当初の約束事をいかにあっさりと一方的に変更した一例

@ 十数年前中国は某製品の輸出70%国内30%を認めると約束したので、当時の日本の某製品業界のトップ3は、安価な製品を中国から大量に輸出できる/日本へ輸入できるメリットに惹かれて、また業界の横並び意識もあって、中国に最新鋭工場を建設する巨額投資を行い中国人要員を日本の工場で訓練して操業を開始した。

・ 操業開始のおよそ2年後に中国政府は、某製品の輸出の上限を30%にすると一方的に通告した。輸出比率70%を30%に下げ、国内向け30%を70%とし、当初の約束事を自国の都合の良いように変えた。日本の某製品メーカー3社の当初の狙いは完全に狂い当初のメリットは激減し投資回収期間も大幅に伸びるので、中国に抗議したが却下された。

・ 中国にとっての目的(工場建設と従業員の訓練)が達成された後の某製品の需要が一気に高まった時点では、当初の契約は中国の発展の障害となるからであった。馬鹿を見たのは日本のメーカー3社である。しかし投資の失敗とは公表はしなかったし中国側が約束を破ったとも公表しなかった。

A 某製品は、中国の経済発展には不可決であり、当時の中国のメーカーは老朽化した工場で非効率的な製造しかできず、製品品質も悪く中国の経済成長上大問題であるが、新工場建設の原資も技術もなかった

・ 日本メーカー3社の投資による最新鋭の大型工場から生産される製品は品質/製造コストも世界トップクラスであり、最新の操業技術までも手に入れた。中国側からの投資は現物支給が大半であり現金投資の大部分は日本側によるものと想定され、中国にとっては正に「濡れ手に粟」であっただろう。

・ 当初は高い輸出比率で日本メーカーを引き付け投資させた後、輸出比率を下げて中国国内向けの製品供給量を増加させる作戦に、欲の皮の算盤勘定だけで中国の真意を見抜けなかった日本の3大メーカーが見事に嵌められた観がある。

・ 中国から見れば、自国の問題点を他国の特徴・状況・思い等を巧妙に活用して、自国の経済成長に役立てる妙策を思いつき、実行したことになる。

・ 日本の政府・与党もこの中国の戦略的思考を爪の垢でも見習ったら良いのではないか。日本の国民性から中国の真似は無理かもしれない・・・・そうであれば例えばエネルギー自給率アップのための日本独自の対策を案出し実行する他はないが、ねじれ国会等国際的問題から見れば些細なことに拘泥して時をいたずらに浪費し、具体化はなされていない。

B 約束、契約に対する認識の相違

・ 日本では「約束、契約は守る」と云うのが通念だが、中国、欧米では「約束を守る価値がある間は守るが、約束を守る価値がなくなれば約束を破る」のが通念

・ どちらが良い悪いかの問題ではなく、認識の違いが問題となる。中国の約束、契約の認識は、日本の認識とは異なっているのであるが、日本人は自分の尺度が相手の尺度と同じであると勘違いすると大きな齟齬をきたす

(3)中国政府が省エネ・環境保護に本腰

(4)中国では、共産党幹部の昇進のための効果表がある

 ・(3)(4)は某総研のコラムで言及されている。内容紹介の許可がOKとなれば紹介できる予定

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(5)トヨタの次世代型ハイブリッド車 = 燃費はプリウスの約2倍をめざす

@ 11月10日の朝日新聞によると
”10月24日東京モーターショーの報道公開の初日、「燃費はプリウスの約2倍をめざす」とトヨタ自動車の渡部社長は世界初のお披露目となるコンセプトカー「1/X」を紹介した。バイオエタノールとガソリンとの複合燃料で走る次世代型ハイブリッド車”とある。

A トヨタの次世代型ハイブリッド車の燃費は、プリウスの約2倍とあり、プリウスの燃費を33Km/Lとすれば、66 Km/Lとなり省エネ効果は一段と大きくなる。バイオエタノールとガソリンとの複合燃料は、アメリカ、ブラジル等で今後使用量の増大が見込まれており、それらの国の市場に対応するものであろう。

B バイオ燃料王国 アマゾンに出現

11月11日の朝日新聞によると、
”・ ブラジル国内のバイオ燃料の原料となるサトウキビの栽培面積は700万Haで80年の2.7倍に拡大し、06年のエタノール生産量は約1800万KLで世界一の輸出国となった。06年の全世界のエタノール生産量は約5100万KLでブラジルとアメリカ2国がほぼ等分して2国でおよそ全世界の75%弱を占める。
・ 2030年には、現在の3倍以上、日本の面積の2/3に当たる2500万Haに広がり、生産量は2.6倍の6450万KLになるという。
・ ブラジルで今こぞってバイオ燃料に取り組んでいるのは、先進国の企業や投資家だ。投資家ジョージ・ソロス氏は9億ドル(約1000億円)を投じて15万Haのサトウキビ農場を整備、エタノール工場を3つ作る。欧米の穀物メジャーも農場や工場を買収して拡大中。大西洋に向けた輸出用パイプラインが、ペトロブラス三井物産の提携などで計画されている
・ ブラジル政府は危機感を募らせ来年中にもサトウキビ栽培の制限地域を設ける方針。ステファネス農相は、「エタノール生産の増大は熱帯雨林の破壊につながりかねない。アマゾンの90%をサトウキビ栽培禁止地域にする」と話す”   とある。

・ トヨタの次世代型ハイブリッド車は、アメリカ、ブラジルでのエタノール生産の増大を抑制して、熱帯雨林の破壊を軽減する上での効果も期待される。

(6)次次世代の省エネ車は、ジーセルエンジンハイブリッド車?

11月4日原油価格WTI95ドル突破自営策は?
http://yamatyan369.seesaa.net/archives/20071104-1.html
で挙げた@Aに続き関連情報と推測をBCDに記す。

@ 熱効率では、ガソリンエンジンが32%で、ジーセルエンジンが46%と言う数字がある
A 理屈的には熱効率の良いジーセルエンジンをベースとしたジーセルエンジンハイブリッド車が、動力性能の差異があるものの、ガソリンエンジンハイブリッド車よりも効率が良いと思われる。

B トヨタ

・ 次世代の省エネ車としてバイオエタノールとガソリンとの複合燃料で走る次世代型ハイブリッド車を発表した。
・ その次の次次世代の省エネ車の候補は多々存在するが、水素自動車燃料電池自動車の系統は水素スタンドなどの巨額のインフラ整備が必要となる。一方ジーセルエンジンハイブリッド車は、現在のジーセルエンジン車をハイブリッド化すればよいものと単純に考えれば、それほど困難な革新的技術開発は少なく、インフラ整備への巨額の投資も不要である。
・ トヨタには、日野自動車というにジーセルエンジン技術に強い小会社があり、大型車のジーセルエンジン技術に関しては強い技術基盤を持つ。一方小型ディーゼルエンジン(1.6Lクラス)に関しては、2007 年8 月23 日いすゞとトヨタは、小型ディーゼルエンジンの開発及び生産・供給に関する業務提携について基本合意している。生産の開始時期は2012 年頃を予定とある。
・ これらをもってすればジーセルエンジンハイブリッド車の実用化、量産体制化は大きな障害はないと推測される。よって次次世代の省エネ車の候補はジーセルエンジンハイブリッド車となる確率が高いと思う。
・ ヤマちゃんおやじの山感では、開発、技術の検証及び生産体制整備におよそ3年掛かると仮定すれば、2010年前後にアナウンスがあるかもしれない。

C 日産自動車

・ 小型トラック「アトラスH43」に「ディーゼルハイブリッド車」、「CNG車(圧縮天然ガス自動車)」を追加し、本年9月28日より全国一斉に発売した。「アトラスH43」は、平成6年8月にいすゞ自動車(株)と日産自動車(株)との間で締結された商品相互供給に関する基本契約に基づき、いすゞ「エルフ」をベースに、日産自動車の車種として、いすゞ自動車より生産供給されているものである。
・ カルロス・ゴーン社長は、もともとディーゼル車本命主義であり以前はハイブリッド車をニッチと見做していた時期があったが、小型トラックでは「ディーゼルハイブリッド車」を発売開始した。ディーゼルハイブリッド乗用車発売のアナウンスはあるのか?、それは何時か?

D ホンダ

・ Hondaでは、2003年、欧州において自社製ディーゼルエンジン搭載のアコードを発売以来、FR-V(日本名:エディックス)、CR-V、シビックにも搭載しています。
・ クリーン性能をさらに高めた4気筒の新世代ディーゼルエンジンを開発、今後2年以内に北米で搭載車を発売する予定で、日本での発売も検討していきます。大型車での燃費向上に有効であると考えており、V型6気筒のクリーンなディーゼルエンジンの開発も併せて進めています

・ Hondaは、1999年にアメリカで初のハイブリッド車「インサイト」を発売して以来、「シビックハイブリッド」、さらに「アコードハイブリッド」を発売してきましたが、2005年11月、新Hondaハイブリッドシステム「3ステージi-VTEC+IMA」搭載の「シビックハイブリッド」を発売した。

・ 乗用車用ディーゼルエンジンとハイブリッド車技術を自社に持ち、ディーゼルハイブリッド乗用車発売のポテンシャルは十分高いと思われる
posted by ヤマおやじ at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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