ヤマちゃんが思ったこと、トレッキング、源流探訪、不可思議現象、反日マスコミがスルーしたニュースなど様々なことについて書き留めます。

ヤマちゃん日記

2017年05月01日

激闘6時間 オトトミ谷〜弟見山〜ドウノオク谷周回

<4月29日(土)>
Y氏、H氏、A氏人と共に島根県吉賀町柿木、白井地区の愛宕神前を起点・終点とするオトトミ谷〜弟見山〜ドウノオク谷を周回した。

ルートをより詳しく記載すると、

愛宕神社→栗園前の橋→オトトミ谷→莇弟縦走路合流点(鞍部標高925m付近)→弟見山→北方稜線→ドウノオク谷源頭部→林道終点→愛宕神社 となり、

まともな道は莇弟縦走路合流点→弟見山と林道終点→愛宕神社だけであり、その他は濃密笹薮主体の道なき道いう超ワイルドなコース。

以前からオトトミ谷は是非訪れて見たい山域であったが、クマの生息地と厳しい藪漕ぎを恐れて二の足を踏んでいた。

本年4月15日にお誘いがあり2人で愛宕神社からオトトミ谷に入り約3時間苦闘して標高870m辺りまで達し念願のブナの巨木とサワグルミ巨木を拝んだ後で時間切れとなり引き返し約2時間で谷を下ったという経緯がある。
この時の状況は4月17日のヤマちゃん日記”吉賀町柿木、白井 オトトミ谷のトチ・サワグルミ巨木”
http://yamatyan369.seesaa.net/article/449074208.html
に記載した。


この時 愛宕神社→オトトミ谷→莇弟縦走路合流点→弟見山→北方稜線→ドウノオク谷源頭部→林道終点→愛宕神社というルートが可能なれば周回コースとして面白いかも?!…と発想が頭にちらついた。

この発想には伏線があった。実は13年前当方は熱中していた源流探しの一環として単独で、愛宕神社→林道終点→ドウノオク谷源頭部→北方稜線→弟見山を2回もピストンした記憶がふとよみがえった。キミマロさんではないが、あれから13年・・・・

しかし13年経てば林道は荒れている可能性もあり、当時はそれほど脅威に感じなかった北方稜線〜弟見山の笹や灌木も大きく成長しているのは間違いなかった。

よって本年4月24日には、単独で愛宕神社〜ドウノオク林道〜林道終点〜ドウノオク谷源頭部を棘のある植物を除去し、目印テープを張りながら往復した。

林道は何ら問題はなかった。

林道終点→ドウノオク谷源頭部は標高950m辺りのトラバース道終点までは薄い踏み跡があり、適宜ピンクテープもあり、13年前と概ね同じコースと思われた。標高差200mの大部分は植林地帯での急坂であり危険度は殆どなかった。

整備作業しながら5時間もかかって到達したドウノオク谷源頭部の立木には黄色とピンク色の古い二色テープがあった。隣の立木に新しい赤テープを張って置いた。ここは弟見山から続く北方稜線から林道終点へ降り始める下降点であった。はるか彼方に弟見山が見えたのが印象的であった。

此処で時間切れとなり約2時間で愛宕神社まで下った。4月24日に愛宕神社からドウノオク谷源頭部まで達したという情報を山友にも伝えておいた。GPSを持たない当方は大まかな歩行ルートから予測してドウノオク谷源頭部を1030mピークだと思い込んでしまった。

よって当然次回はドウノオク谷源頭部〜弟見山までの北方稜線の下見兼最小限度の笹刈が必要だと想定し笹刈の準備していた。

その矢先に主題周回コースへのお誘いがあり、ドウノオク谷源頭部〜弟見山のルートの近況不明という不安を抱きながらも4月29日に実行したという経緯があった。

4月29日9時25分頃愛宕神社前を出発した。4月15日の経験もあり標高870m辺りまでは順調に進んだ。
DSCN5300.JPG

初めてのお二人はさわやかな風が時々吹き抜ける沢と巨木が気に入られた様子でしきりにカメラのシャッターを押していた。

いよいよ未到達ゾーンに入った所で難路に備え全員がカロリー補給した。やがて高さ7、8mもの滝が現れた
DSCN5305.JPG

が左側を巻き、さらに小滝を経ていよいよ沢は細くなるものの笹はかなり刈り取られており滑り易い沢も苦しまずに登れたのは想定外の幸いであった。悪戦苦闘を予想していた残り標高差50mもの笹漕ぎも先行者の踏み跡を辿り最後の関門の標高差15mもの密集笹藪は勢いで乗り切り縦走路最低鞍部に無事到達した。愛宕神社出発からおよそ3時間だった。前回ペースではおそらく4時間はかかっていたであろう。

カタクリの花は満開を過ぎていたが、岩国から来た60人もの大部隊とすれ違い、10人が休む展望所に達しここで昼食を採った。

山頂辺りはまだたくさんのカタクリが花をつけていた。
DSCN5307.JPG

いよいよ13時30分頃弟見山山頂を発しドウノオク谷源頭部に向かう北方稜線に入った。

入口から少し入った時点で早くも濃密な笹原が待っていた。古い白く変色したテープがあり、1030mピーク方向を目指して稜線を下り始めたが、おぼろげな13年前の記憶にはなかった急な傾斜に気が付き周囲を見渡すと左方に傾斜の緩やかな目指す稜線が見えたのでテープ位置まで引き返し、色褪せたテープに従って左側の稜線に入った。

太くて高い笹原の中を笹をかき分け笹を跨いで進むのは心身共に疲れさせるものの、色褪せたテープが10〜20m刻みに付けてあり、時間的余裕もあって心理的には大いに助かった。

しかし次々に現れる濃密笹原のアップダウンの連続で、ついに両太腿にけいれんが出た。

けいれんは7.8年前山頂直前に長く続く木道をジャンプ気味に登った氷ノ山以来であった。その時のけいれんの主原因はジャンプ気味に登った事であり、そのけいれんは座って足を入念に揉んで4,5分休んだら治ったという経緯があった。今回のけいれんもオトトミ谷で岩をジャンプ気味に飛び渡ったのが主原因だと思われた。笹原に囲まれた中に腰を落とし、太腿をしばらく揉んだ後メンバーから頂いた冷シップ絆創膏を両太腿に貼り4,5分休むと状態が良くなったので歩き始めた。これを機に老骨に鞭打ち務めてきた先頭を若いメンバーにお願いした。また古いテープのある場所で新しい赤テープ張りもお願いした。

しばらく笹原と格闘し第一の鞍部(標高≒1015m)を通過してようやく1030mピークに到達するも4月24日に見たドウノオク谷源頭ではなく特徴的なテープもなかった。

さらに稜線を北に進み第二の鞍部(最低鞍部、標高≒985m)を過ぎ高みに達した場所で、テープは一つ先のピークに向かい続いていたが時間も15時を過ぎたので小休止し、予定降下地点が見つからない場合にも備え頭を冷やして情報を整理して協議し今後に備えることにした。幸いにも3人がGPSを持っていた。

結局 誰にとっても未体験ルートではあるが、“第二の鞍部(最低鞍部、標高≒985m)から谷を西へ下れば確実に林道終点に出るのは間違いない”という確実な情報に基づき、第二の鞍部(最低鞍部、標高≒985m)まで戻り、そこから西に向かう本沢筋を下ることに決定した。

若い頃沢登りした経験のあるメンバーが先頭を務め、その次に若いメンバーが続き、その後に当方が従い殿はベテランが務めた。

最初は濃い笹が覆った岩肌の沢を笹を掴みながら下り、ついで急な狭いX字谷を慎重に下り、より通過しやすいと思われる左右の沢を選び笹や灌木に捕まり落石にも注意しながら油断のならない沢下りが続いた。棘のある植物が進路を阻んだ場所も2,3か所あった。後ろ向きになり下からの指示を頼りに岩角を踏んで下った場所もあった。落石の危険がある場所も多数あった。

傾斜が緩い地点を過ぎると大きな断崖状岩塊が現れ右岸を巻いて下った。若干緩くなった沢を下ると先頭から“赤テープがあった”との声が聞こえたのでようやく安堵した気持ちになった。

この赤テープは沢の分岐点を示すもので4月24日に通過した記憶がある。ようやくこの時点で本来下るべきルートは今回苦労して下った沢のさらに西側の沢筋沿いの植林帯であったことがはっきり判った。

当方が降下開始地点を1030mピークだとして信じ込んでいたのはピークの誤認であり、当方が4月24日に赤テープを追加した降下開始地点は第二の鞍部(最低鞍部、標高≒985m)からさらに北のピーク付近であった。この誤認はGPSトラッキングを持たない当方が、4月24日に歩いたコースの大雑把な方向と距離の記憶によって暫定的に想像した情報(不確実情報)をあたかも正しい情報だと信じ込んだことに由来する。

誤信による思い込みは怖い!!!
本人が誤信に気が付かないからだ!!!

ともあれ16時50分頃無事に林道終点に出た。

あとは安心して林道を下り17時20分頃愛宕神社前に着いた。

行はヨイヨイ帰りは怖い タフコース周回であった。

余程の大ベテランでない限り『第二の鞍部(最低鞍部、標高≒985m)から谷を西へ下るルート』には絶対入ってはいけない・・・・と強く感じた。

近い将来、再度 4月24日に登ったルートを辿り林道終点からドウノオク谷源頭部に至り、そこから第2の鞍部に向かうルートの一部であっても濃密な笹を刈り取って見たくなった。

シャクナゲ尾根の濃密笹を刈り払った3年前ほどの体力も気力もないが、弟見山への北方稜線でドウノオク谷源頭部から例え10m,20mたりとも笹を刈るのが当面の目標である。

こうすれば、弟見山からの北方稜線も今回よりかは少し安心して通行できるかもしれない!!!

これは出来れば5月1日に予定している。

弟見山から濃密な笹原が嫌というほど続く北方稜線にも良い所があった。
一、弟見山から第一の鞍部に至る間の稜線にカタクリの花一輪を見つけた。
一、第一の鞍部の近辺?に、西方の眺めが良い所があった。
一、稜線の傍に胴回りの太い巨木があった。

愛宕神社に事故なく下山できたお礼を申し上げ、うまい水を手で6回もすくい味わった。
メンバーにお礼を申し上げ帰路についた。

諸々と幸運に感謝、感謝、感謝。。。。
posted by ヤマおやじ at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする